スコットランドは世界最大のウイスキー生産国であると同時に、モルトの生産大国でもあります。
古くより寒い冬を生き抜くため、フルボディでモルトの風味が強いエールで体を温めるという伝統が生まれました。今ではライトボディのブロンドやダークブラン色が好まれ、アルコール度数によって「ライト」「ヘヴィ」「エクスポート」「ウィー・ヘヴィ」と呼ばれます。
また、ウィスキーの産地ならではのウィスキー風味のエールや、泥炭(ピート)のスモーキーなフレーバーをもつエールが多いのも特徴です。
アイリッシュエールは、呼び名のとおりアイルランドで伝統的に造られるエールです。
アイルランドでは古来より赤いモルトが好んで使われ、それは今日でも、アイリッシュ レッド エールと呼ばれ世界中で愛飲されています。