黒くなるまでローストした大麦(モルトとは限らない)を使用し、上面発酵によって醸造されるものをします。名前の「スタウト」(stout)とは、「強い」という意味であり、その名の通り、味は濃厚で、苦み・酸味とも強いのが特徴です。
アルコール分は一般的なラガー・ビールより高いものが多いのですが、カロリーはラガーよりも低くなっています。飲み方としては、そのまま飲む以外に、普通のビールに割って飲んだり、生卵を落として飲む方法もあります。
日本におけるビールの分類では「濃色の麦芽を原料の一部に用い、色が濃く、香味の特に強いビール」となります。
18世紀後半、イギリスからバルト海沿岸に向け、高アルコールのスタウトが輸出されていました。
それをロシアの女帝エカテリーナ2世が気に入ったことから、イギリスの醸造所は競ってこれを生産し、輸出します。
重厚なモルト感、鮮烈なホップの苦味、リッチな味わいからいつしかインペリアル(皇帝の)スタウトと呼ばれるようになりました。
SAMUEL SMITH OATMEAL STOUT/サミエルスミス・スタウト | England イングランド |
St.PETER'S CREAM STOUT / St.ピータース・クリームスタウト |
England イングランド |
CREW Republic Roundhouse Kick Imperial Stout / クルーリパブリック ラウンドハウスキック インペリアルスタウト | Germany ドイツ |
LION STOUT /ライオン・スタウト | Sri Lanka スリランカ |
BLACK ISLE Hibernator Oatmeal Stout /ブラックアイル ハイバネーター・オートミールスタウト | Scotland スコットランド |
BREW DOG RIP TIDE /ブリュードッグ・リップタイド | Scotland スコットランド |
MURPHY'S IRISH STOUT/マーフィーズ アイリッシュ スタウト |
Ireland アイルランド |
18世紀に開発されたビールを焙煎した茶色麦芽が特徴で、焦がした麦芽の芳香とホップの苦さが味わえます。アルコール度数の高いものは「スタウト・ポーター」と呼ばれていましたが、その後「スタウト」と呼ばれるようになりました。
スタウトの代表的なブランドであるギネス社の「エクストラ・スタウト」は、1840年まで「エクストラ・スペリオール・ポーター」と呼ばれていました。
テムズ川でロンドン市内まで運ばれた物品を配送していた人々(ポーター)が好んで呑んだ事からそう呼ばれたそうです。
FULLER'S PORTER / フラーズ・ポーター | England イングランド |
SAMUEL SMITH PORTER / サミエルスミス“タディ”ポーター |
England イングランド |
BREW DOG ALICE PORTER / ブリュードッグ・アリスポーター |
Scotland スコットランド |
BLACK ISLE PORTER / ブラックアイル・ポーター |
Scotland スコットランド |
Harviestoun Brewery OLD ENGINE OIL / ハービストン オールドエンジンオイル |
Scotland スコットランド |